PowerCMSでできること-機能や使い方- 国内導入3000サイト以上のCMS!
更新:2021年1月18日(月)| 公開:2020年11月24日(火)| CMS
多種多様なCMSがある中で、比較的安価でありながら、拡張性があるCMSの代表格のひとつがPowerCMSです。
PowerCMSは多くの日本企業が導入しており、一般企業だけでなく、金融機関、官公庁や大学など導入実績は3,000サイト以上と言われています。
今回のコラムでは、このPowerCMSについてご紹介します。
PowerCMSとは
PowerCMSはMovable Type(MT)というCMSをベースに開発されたCMSです。
元々はMovable Typeの拡張版という位置づけでしたが、現在はMovable Typeとは別のCMSとして提供されています。
ユーザー権限や公開までの承認ワークフローの設定、管理画面のカスタマイズなど、運用に合わせて柔軟に対応することが可能で、他の大規模サイト用CMSと比較しても遜色ない機能を持っています。
PowerCMSの特長
中規模(500P以上)~大規模サイト(1,000P以上)の管理に適した機能が充実しています。
基本機能
- HTMLの知識がなくてもサイトの更新が可能
- 自動保存され、履歴管理が可能
- ユーザー権限管理、ユーザー別更新範囲の設定可能
- 日付指定で公開・非公開が可能
PowerCMSには一般的に必要とされる基本的な機能が揃っています。
多くのCMSと同じように管理画面からページの作成ができるので、HTMLの知識がなくてもページの作成や更新が可能ですし、履歴管理を使ってページを修正し、公開した後に、急遽修正前の状態に戻すといった対応も簡単にできます。
またユーザー別に権限の設定ができるので、複数部署等でサイトの運用をする場合、部署ごとに編集できる範囲の設定することで、誤って他部署のコンテンツを編集してしまうのを防ぐことができます。
そして日付指定公開・非公開の機能を使うことで、ニュースリリースやキャンペーン、夏季・年末年始の休業案内等の公開、非公開を事前に設定でき公開作業の負担を軽減できます。
ワークフロー管理
- CMS上で確認依頼から承認、公開可能
- 自社のルールに合わせて承認ルートの作成が可能
- 公開中のブログ記事を公開権限のないユーザーが修正して再度承認依頼を通知することや、更新予定のコンテンツをあらかじめ準備しておくことが可能
多段階のワークフロー管理が可能なので、例えば、ページの編集権限しかない更新担当者がページを作成後に上司へ承認依頼を出し、上司が承認後に公開権限を持っている広報部門へ承認依頼を出し、広報部門が公開する。といった自社のルールに合わせてた多段階の承認フロー作成も可能です。
ガバナンスの視点から、各部門が作成したページを広報部門がチェックしてから公開する。という流れはよくあるフローなので、多段階のワークフロー管理が設定できるのは魅力的です。
大規模コンテンツ管理
- コンテンツ等を自由にグループ化し、ソートが可能
- コンテンツのグループ管理で自由なサイトマップ作成が可能
- よく使う機能のショートカット等のユーザ管理画面カスタマイズ機能がある
数百ページ規模のサイトになると、CMSの管理画面で編集するページを一覧から探すのは非効率です。よって、コンテンツをグループ化し、ソートできる機能は規模の大きいサイト管理においては、とても便利です。
データ登録
- ドラッグ&ドロップによる複数ファイル一括アップロード可能
- 複数のテンプレート切替による柔軟なページ/管理画面作成が可能
- CSVによる大量データのインポート&エクスポートが可能
データ登録に関する機能は主にPowerCMSをWebサイトに導入する時に役立つ機能ですが、例えば、決算時期のリリースで複数のPDFをアップする際などは、ドラッグ&ドロップで複数のファイルをアップロードできる機能があると作業負担軽減になります。
管理画面について
ページの作成や修正作業は管理画面から行います。コニカミノルタがPowerCMSの導入を支援する際、主に3つの管理画面(専用管理画面/定型管理画面/非定型管理画面)を作成します。
どのページ、コンテンツにどの管理画面を使用するかについては、PowerCMSを導入する時に、予め設定をします。
専用管理画面
全ページで共通して掲載するバナー画像の切り替えやトップページの一部分のみ(例えばメインのビジュアル等)を更新するといった特定部分の更新のための専用画面です。
定型管理画面
管理画面をカスタマイズし、ページ作成に必要な項目を予め設定し、誰が入力しても同様のレイアウトでページの作成、更新が可能な管理画面です。主に、カタログダウンロードページのような同じ体裁で情報を掲載するページの更新に使用します。
非定型管理画面
個別でレイアウトが異なり、定型管理画面では調整出来ないページを作成、更新するための管理画面です。一般的には自由入力エリアにページの情報を入力し、調整を行います。
この非定型管理画面では、自由にページ内の情報を編集し掲載できる反面、入力後に情報の入れ替えや表示順の変更が難しかったり、ITスキルによって表現できるレイアウト等が変わってくるため、使い勝手が悪い面がありました。そこでコニカミノルタでは必要なパーツを管理画面のボタンから追加し、情報を入力することでページの作成ができる管理画面(ユニットシステム)を開発しました。
コニカミノルタが独自に提供する非定型管理画面(ユニットシステム)
従来の非定型管理画面では前述の通り、ITスキルによってページの出来上がりに差が出てしまいました。
そこで、簡単にパーツを組み合わせてページを作れないかと開発したのが、ユニットシステムです。
ユニットシステムでは、予め用意しておいた共通のパーツを利用し、ページを組み立てることで、サイト全体のデザインやレイアウトに統一感を持たせつつ、掲載する情報に合わせたページの作成が可能です。
従来の非定型管理画面
従来の非定型管理画面の問題点
- 画像の右寄せなどのレイアウト調整が綺麗にできないことが多い
- ITスキルによって対応できるレイアウト等が変わってくる
- 入力方法が人に依存するため、出力されるソースが一定じゃない(不要なHTMLタグ等が入る)
- 入力後の情報の入れ替えや表示順の変更が難しい
ユニットシステムの管理画面
ユニットシステムの特長
- パーツを画面下のグレーのエリアから追加し、情報を入力することでページを作成が可能なためITスキルに依存しない
- 必要なレイアウトを再現できるように予め共通パーツを用意するため、画像の右寄せなどレイアウトも綺麗に表現することができ、デザインの統一性が図られる。かつ、出力されるソースにも不要なHTMLタグ等が入ることはない
- 各パーツはドラッグ&ドロップで自由に入れ替えが可能なため、後からページの内容を調整するのも容易
まとめ
PowerCMSはご紹介した通り、比較的安価でありながら、中規模~大規模サイトの管理に適した機能が充実しています。
また、弊社独自提供のユニットシステムを利用することで、さらに使い勝手が良くなると思います。ユニットシステムのデモをご希望のお客様は、ぜひご連絡ください。
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